~うつ病かも、は慎重に~
うつ病は精神的ストレスからくる自立神経失調とも言われています。
症状も軽度から重度までさまざま。
ひどくなると、精神的な疲れから日常生活もままならず、
めまいや立ちくらみ、頭痛、精神の混乱など心身ともに影響の出る病気です。しかし自分がうつ病だと決めつけて、安易に病院に行くのも考えもの。うつ病かもしれないと思ったら、すぐに専門医に行くことも、もちろん悪くはありません。ですがちょっと気分が憂鬱なくらいで、病院に行けば、何かしらのうつ病の病名をつけられてしまうことがあります。うつ病とは本当に難しい病気で、自分自身で悪化させることも、すぐに治すこともできる病気なのです。
それをサポートしてより良い方向に向かせるのが、
心療内科や精神科の役目です。
もし自分でこれはまずい、と思うくらい、うつ病かもと思わない限り、まずは周りの家族や友人などに相談したり、遊びに出かけたりと、楽しくストレスフリーになる生活を心がけましょう。
また地域や自治体には、心の相談室などという無料の相談窓口がありますから、すぐに病院に行かなくてもいいかなと思う時は、人に相談することも大切ですよ。
~うつ病の症状を見逃さないようにしよう~
気分が乗らなかったり対人関係がうまくいかない時期は、
実はほとんどの人にあるものです。
周りが楽しそう、自分だけなんでこんな目に…というマイナス思考からも、うつ病は始まります。
うつ病の症状は、不安、恐怖、イライラ、不眠症、過食、拒食など
ストレスから来る精神的な不安定さが、慢性的になることです。
しかしこれは自分だけではなく生きている人の過半数が、経験することで、慢性的に症状を悪化させるのも、自分自身の感覚が大きく関わっていることは間違いありません。
とは言え極度の疲労を感じた場合など
体が自立神経をうまく機能させられないことがあります。
自分では楽しいことをしたいのに体が言うことを聞かない、気分が乗らないという場合は、1人で無理をするのは危険。
すぐに専門医を受診するようにしましょう。
~まずは徹底的に健康診断を~
うつ病の症状は、精神的なものだけではなく、肉体的にも出る場合がいます。貧血やめまい、頭痛などがあって、憂鬱な日が続くから、うつ病に違いない。と断定してしまうのは、NG。
単なる疲労のこともありますし、
もしかすると重篤な病気のサインかもしれません。
不安を取り除くためにも、まずはきちんと血液検査や尿検査などの健康診断を一通り受けてから、精神的な病気を疑うのが間違いないでしょう。どちらにしろ体に不調が出た場合は、うつ病以外の病気の可能性も否定できませんから、内科や総合病院を受診するのがおすすめですよ。
~うつ病と診断された場合の心の持ち方~
もしも病院でうつ病と診断されたら、気負うことはありません。
処方された薬をきちんと飲みながら、薬に依存することなく、なるべく自分で治していけるように、毎日の生活の中に、ちょっとでもいいので、何かしら楽しむ要素を取り入れると良いでしょう。
そうは言っても精神が不安定な状態なのがうつ病なのですから、
無理に人に会う必要もありませんし、はしゃぐ必要もありません。
自分自身を大切にする時期でもありますから、楽しいこととは言っても、眠いなと思えば寝ることも、身体に良いことです。
うつ病は誰にでも、発症しておかしくない病気です。
精神的に弱いからなる、と言うわけでは決してなく
逆に言えば心の持ち方次第では、うつ病が緩和することも多くあります。うつ病との付き合い方は人それぞれですから、
焦らないことが最優先。自分のことをよくわかっている主治医に、
薬の飲み方から考え方まで、トータルでサポートしてもらうと良いでしょう。
~ストレス解消を心がけること~
うつ病かもしれないと思った時は、 まずは家族や周りの友人に相談してみることです。明らかに体調不良の場合や、精神的に不安定さがずっと続いていると言う場合は、無理をせずに、すぐに専門医を受診することが大切。こればかりは自分自身の事ですから、むやみに素人判断はできません。
しかし、ストレス解消を心がけて生活してみる事は悪いことではありませんよね。
お風呂にゆっくり入ったり、美味しいものを食べに行ったり
人と会うのが煩わしい時は、1人でのんびり本を読んで過ごしたりすると、まだうつ病になっていない人は、疲労回復して元気になるかもしれません。どちらにしろうつ病の症状や、治し方は人それぞれですから、前向きになればいいというものでもなく、うつ病なのか、という総合判断が非常に難しい病気でもあります。
自己判断でうつ病と決めつけずに、まずはストレス解消心がけてみるのも、悪くはありません。とはいえ日常生活に支障をきたすレベルの、精神不安定や体調不良の場合は、すぐに病院を受診しましょう。